あけましておめでとうございました(過去形なの笑)。
おもいオシリをあげて、やっと今年のブログを書いているわけで。
今年もだらだら書いていこうと思います。
さて。いまさらながら、先月放送されたという
『Char meets 山崎まさよし TALKING GUITARS』を見ました。
「会うたびにギターがうまくなるから、こいつは友だちいねーなーっておもう」という
charさんのモノローグから、番組スタート(笑)。
しかし、これはこの番組テーマに対する大きな前フリだったように思います。
最近どお?みたいな話から、まさよしのギター弾きへといたるルーツへ。
「山崎をはじめてみたとき、関西系なニオイはするけど、いままでのアコースティックスタイル(どブルースとかフォークとかマイナーコード進行)とはちがう、ダンスナンバーも弾けちゃうスタイルに「おっ」とおもった」・・・というようなcharさんの言葉(要約してます)。そうなのですよね~、まさよしのギターの魅力ってオリジナリティなのですよね。ちょっとうれしかった。
「せっかくギターあるし・・・」ということで、二人のセッションが始まります。
これが、すごーく面白かったんです!!
やおらアコースティックギターを抱えて、即興ブルース。
チャーさんがエロオヤジな適当歌詞(笑)にのせて余裕をもって歌っているのと対照的に、
チャーさんにいくら促されても即興で歌えないまさよし。コード弾きながら普通に会話しちゃったりして「ラップやな(笑)」とチャーさんに苦笑される始末。緊張してる?
まさよしは「俺はうたうつもりなかったんだけどな・・・」と困りつつ「これ、いつまでつづくんですか?」と訊けば、チャーさん「一生」って(笑)。
ややダラけた感が否めない空気になってきたなか、しかししばらくして、チャーさんがエレキに交換した前後に、流れがじわじわと変わります。
まさよしアコギ×チャーエレキのセッショから、まさよしもエレキに交換し、Wエレキでセッションはつづきます。
止めどなくにつむぎ出される、ふたりのフレーズ。圧巻。
いつしかチャーさんも真剣な目で、セッションに入り込んでゆき、前半の「いつまで続くんですか?」の空気はありません。このままずっと続いていきそうな、心地よいセッション。
なるほどね。まさよしはこれがやりたかったんだねえ。
じつに長い長いセッションでしたが、見ているこちらも飽きることなく、画面にくぎ付けになってしまいました。と同時に、チャーさんがまさよしに何かを伝えるように、諭すようにセッションしている姿がとても印象的でした。
セッション後。「これから、アーティストもクレバーになっていかなくてはいけない。一人でこもtってやるんじゃなくて、積極的に日本という「島の地方」から世界へ発信していければ」というチャーさんの、まさよしへのメッセージ。チャーさんの若いミュージシャンに対する「親父の愛」を感じました。この番組の、真意をみたような気がします。
そして「ギターには人格があると思う。男か女とか無しに。」というまさよしの、ギターへの愛情。どことなくホッとしました。愛すべき「ギターおたく」だな、この人は。
とてもいい番組でした。まさよしが年をとったとき、また見返したい番組です。